ハリネズミの飼い方は難しい?初心者でもわかるお世話のポイントを解説!

ハリネズミの飼い方飼育方法

ツンツンしたフォルム。
キラキラとつぶらな瞳。
ハリネズミさんは魅力がいっぱい!

でも「ハリネズミを飼うのは難しそう…」と悩んでいませんか?

この記事ではハリネズミの飼い方の基本から、最初に準備すべきグッズ、飼い方の注意点まで詳しく解説しています。

ハリネズミの飼い方【基本】

まずはハリネズミの飼い方・基本編です。
ハリネズミはハムスターのような小型の動物ですが、飼い方はハムスターと少し違います。
今回は絶対に押さえておきたいポイントを5つ紹介します。

ハリネズミは何を食べるの?

ハリネズミの主食はハリネズミフードです。
基本的にはハリネズミフードを適量あげていれば、栄養が偏ることはありません。

「もっとハリネズミさんと仲良くなりたい!」という人は、副食やおやつも取り入れてみましょう。

ハリネズミはフード以外にも、ミールワームなどの昆虫、リンゴやニンジンなどの果物や野菜も大好きです。

ハリネズミを飼う温度は?

ハリネズミにとっての快適温度は24~29℃です。
ケージの中に温度計を取り付けて、室温には注意しましょう。

ハリネズミさんはアフリカ生まれなので、寒さに弱い動物です。

ハリネズミのトイレはどうする?

ハリネズミのなかには、トイレの場所を覚える子もいます。
トイレを覚えてくれると、毎日のお掃除が格段に楽になります!

でも覚える子と、気にせず自由にする子がいます。個性と思ってハリネズミさんに合わせましょう。
トイレ容器は入り口がスロープ状になったものがおすすめです。
段差がないので、ハリネズミがスムーズに中に入れます。

トイレ容器の中に砂を入れて設置しましょう。
砂はウンチやおしっこをしている部分を毎日取り換えて、1週間に1回は全ての砂を入れ替えましょう。

ハリネズミのお家の掃除は?

ハリネズミのお家(ケージ)の掃除は、毎日行います。

床材に砂やクルミリッターなどを使用している場合は、ウンチやおしっこをしている部分を取り除きます。
床材は1週間に1回は全て入れ替えましょう。

床材の代わりにペットシーツを使っている場合は、毎日ペットシーツを取り替えます。

ケージの金網が汚れた場合は、定期的に水洗いをして清潔に保ちます。

ハリネズミの生活スタイル

ハリネズミは夜行性の生き物です。
そのため日中はほとんど寝ています。

夜の21時、夜中の3時ごろに活発になる子が多いですね。

ハリネズミとスキンシップを 取りたい場合は、活動時間の夜がおすすめです。

ただし徐々に飼い主さんの生活スタイルに慣れて、日中でも元気に活動する子もいます。

ハリネズミはお散歩する?

ハリネズミは、ワンちゃんのように毎日屋外に散歩へ行く必要ありません。
回し車やお部屋の中のお散歩(通称・部屋んぽ)で、適度な運動をさせてあげましょう。

またお外の散歩は、ダニや寄生虫のリスクもあります。
健康面を考えても、室内での運動がおすすめです。

ハリネズミの飼育に必要なもの

ハリネズミさんとの生活には、必要なグッズがたくさんありますが、ここでは「まずはこれを準備すべし!」という厳選5アイテムを紹介します。

  1. ケージ
  2. フード・餌皿
  3. 吸水器・水皿
  4. 床材
  5. 温度管理グッズ

それ以外のグッズは徐々に増やしていきましょう。

①ケージ

ハリネズミのお部屋・ケージです。
ケージには金網タイプとアクリルタイプ、ガラスタイプ(水槽)の3種類があります。

金網タイプ

最初は扱いやすい金網タイプがおすすめです。

我が家では、このケージを使っています。

アクリルタイプ・ガラスタイプ

アクリルタイプやガラスタイプは、ハリネズミさんの姿や生活が観察しやすいので人気があります。
ただし金網タイプよりも通気性が悪いので、温度管理には注意が必要です。

またガラスタイプ(水槽)は重たいので、掃除が大変というデメリットもあります。

②フード・餌皿

お迎えした初日から、ハリネズミさんはご飯を食べます。
ハリネズミフードは必ず用意しておきましょう。

ペットショップで購入したハリネズミさんの場合、ショップで食べていたものと同じ種類を用意するのがおすすめです。

フードを入れる餌皿もあると便利。
水でふやかして食べる子も多いので、その場合は餌皿が必須です。

専用のお皿でなくてもOKです。

我が家のチロルは、100均(セリア)で購入したこちらのお皿を使っています。

③吸水器・水皿

水分補給用の吸水器も必要です。
深めのお皿に水を入れてもOKですが、ハリネズミさんがひっくり返したり、床材の砂が入ったりと意外と面倒なこともあります。

お皿から上手に飲める子だったら、水皿でもOKかも♪

④床材

ケージの底に入れる床材です。
床材にはいろいろな種類があります。

  • ペットシーツ
  • トイレ砂
  • ウッドチップ
  • コーンリター
  • クルミリター など…

床材はいろいろチャレンジしてみるのがおすすめですが、最初はペットショップで使用していたものを聞いて、同じタイプを選ぶのが安心です。

我が家のハリネズミのお気に入りはこちら♪

⑤温度管理グッズ

シーズンにもよりますが、とくに冬場は温度管理グッズが必要です。

ハリネズミにとっての適温は24~29℃。

冬場で室内が冷え込む場合は、ケージ内を温めるヒーターを購入しておきましょう。

ハリネズミ飼い方【注意点】

ハリネズミと暮らす前に知っておきたい注意点を解説します。
ワンちゃんやネコちゃんのような動物とは、生活スタイルがちょっと違うので、ポイントを押さえておきましょう。

夜行性の特徴を理解する

ハリネズミは夜行性の動物です。
活動時間は夜間なので、日中はほとんど寝ています。
飼い主さんが起きている時間は、ずっと寝床にこもっている子も少なくありません。

ご飯の時間だけ、寝床から顔を出してくる子もいます。

なかなかハリネズミさんと触れ合う時間が取れず、寂しい思いをするかもしれません。
しかしかわいい寝顔が見れたり、寝袋からお尻だけ出ている姿を見たりするのも、それはそれで楽しいものです。

無理に起こしたりせず、優しく見守りましょう。
徐々に飼い主さんの生活スタイルに慣れて、日中でも触れ合える子もいます。

必ずなつくわけではない

ハリネズミは単独で行動する動物です。
群れで暮らす修正がないため、ワンちゃんやネコちゃんのように「なつく」というケースは少ないでしょう。

ただし飼い主さんの匂いを覚えて「馴れる」ことで、日々のコミュニケーションが取りやすくなります。
声を覚えることもできるので、名前を呼びながらご飯をあげる、ご飯をあげるときに手の匂いを嗅がせる、などの工夫をしながら、ハリネズミさんに少しずつ馴れてもらいましょう。

我が家のチロルは、お迎えして1か月ほどで馴れて抱っこもできるようになりました。

ゆっくり気長に接する

臆病な性格のハリネズミさん。
飼い主さんが抱っこしようとすると、ハリを立てて丸まってしまうことも…。

そんなときは、無理に抱っこしようとせず、ハリネズミさんが落ち着くのを待ちましょう。

SNSを見ていると、かわいいハリネズミさんがたくさんいます。
飼い主さんに抱っこされたり、マッサージされたりして気持ちよさそうにしている子もいます。
そんなハリネズミさんは、飼い主さんに馴れていて、比較的警戒心が低めのタイプです。

「我が家のハリネズミさんとは、全然コミュニケーションが取れない……」

と思い悩まず、徐々に馴れてもらいながら、ゆっくり気長に接しましょう。

ハリネズミを診てもらえる病院を探しておく

一般的な動物病院では、ハリネズミの診療を断られることもあります。

お迎えする前に、通える距離の動物病院に電話をして、ハリネズミを診てもらえるか確認しておきましょう。

ハリネズミは一人暮らしでも飼える?

ハリネズミは、意外と一人暮らしの方でも飼いやすい動物です。

仕事などで不在にしがちな日中は、ハリネズミさんもほとんど寝ています。
毎日お外をお散歩する必要もないので、帰宅してからでも十分お世話できます。

ただし夏や冬などは、不在中でも日中の室温管理に注意しましょう。

また賃貸マンション・アパートにお住まいの方は、利用規約を確認してください。
動物の飼育をNGにしている物件がほとんどです。
なかには「小動物ならOK」というケースもありますが、無断で飼育しているとトラブルに発展することも……。

お迎えする前は、必ず大家さんや管理会社に確認しましょう。

ハリネズミの値段・寿命は?

種類(カラー)によって異なりますが、ハリネズミの販売価格の相場は1.5~3万円です。
スタンダードなソルト&ペッパーという種類で1~2万円前後、個体数が少ないパイドなどは2.5~5万円くらいです。

ハリネズミの寿命は、平均5~7歳前後
適度な運動ができる環境を整えて、健康管理を意識してあげることが長生きの秘訣です。

まとめ

ハリネズミをお迎えする前は、基本的な飼い方をしっかりチェックしておきましょう。
ハリネズミのご飯やお部屋の温度、トイレや掃除の仕方など、最初は覚えることが多くて、ちょっと「難しい……」と感じるかもしれません。

しかし夜行性の生活スタイルを理解して、気長にのんびりコミュニケーションを取っているうちに、ハリネズミさんのかわいい姿がたくさん見れることでしょう。

ぜひかわいいハリネズミさんと、ステキな毎日をお過ごしくださいね♪

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